先週末、シュタイナー教育のお茶会に参加、生きるとは何かをどう子供に教えるのか、実際の現場で教壇に立っていた方から直接お話を伺う機会に恵まれました。
シュタイナー教育では、8年間クラス替えがなく、担任の先生も生徒さんを8年間持ち上がりでケアします。
学校の建物は先生や保護者の方の手作りで、運営には保護者が率先して関わります。
生徒はテレビ、携帯電話、3Dゲームも一切禁止で14歳までに世界は美しいということを徹底して教えられるのだそうです。
結果として平和主義の子供に育つと伺いました。
驚いたことに、教科書がないため、先生が自ら授業内容や教材を作りだすそうです。
シュタイナー教育に関わる方は、よほど人格ができており、根気のある方で無ければできないと思います。

昔、英会話講師として小学5年生の生徒を担当していたことを思い出しました。
勉強がいやだったのか、床に寝転び、今日はやりらくないとダダをこねられ非常に困った体験があります。

その体験を彼に話したところ、原因はその生徒さんとの信頼関係ができていなかったからだと。
シュタイナー教育に関係なく、通常の教育現場にも当てはまる理由でしょうか。
子供にとって本当に仲の良い友達や大切な人は傷つけたくないという気持ちが働くため、そんな態度はとらない、との見解でした。
確かに、お互いに信用していなかった。

当時、生徒たちを通して私自身、小学校時代の自分と向き合わざる負えない機会が多く非常に辛かったことを覚えています。
小学3年生に英検準2級の指導を担当した時もしんどかった。受かりましたけれど、その生徒にとっては過酷だったと思います。
今思い返せば退職した本当の理由は、自分のインナーチャイルドと向き合うことから逃げるためだったと。

今はヒーラーとしてインナーチャイルドと向き合い、小学生の頃を思い出してもだいぶ何も感じなくなりましたが、それでもまだしこりは残っています。

小学〜中学で続いたいじめ
成績優秀・良い子でいて当たり前という両親からの圧力
父親から受けた理不尽な暴力
1番状況や私の気持ちを理解してくれるだろうと期待した祖母から受けた否定の言葉

「親っていうのはありがたい存在なのだから悪く言うものではありません。」

祖母の主張はもちろんはそれなりの理由はありますが、幼い頃の私には全く理解ができませんでした。
なぜ分かってもらえないのか、という怒りがつのる一方。

自分の浄化が進むにつれ、いつか身内から受けた扱いを許せる日がくると思います。
ただ、しこりを取り除く作業は時間を要します。

セッションでは生きるとは何かをお伝えします。シュタイナー教育と重なる点が多いです。
ご紹介頂いた本を参考にひたすらインナーチャイルドと向き合うことの大切を感じました。